修験めぐり塾 第4回 等覚寺

第4回目の修験めぐり塾会場は 苅田町の等覚寺。
苅田町立西部公民館で座学を2時間。

午後からは古道を歩く。
等覚寺には英彦山を中心とした豊前之国々の修験
の山々に伝わる予祝行事「松会」(まつえ)が
千年続き、松会の最後を飾る幣切り行事が残って
いる。国指定の無形重要文化財である。




恒遠先生のお話は「修験と松会と神楽」
山伏たちの祭〜神楽をたどり、祭りの根底に流れ
る「豊作を願い、祈りを捧げる=農耕儀礼」祈り
の文化を学ぶ。稲作にとって最も大切な水を分
つ山や森に支えられ農があることを、そして今、
これからわたしたちがしっかり受けとめ考える
べき先人たちの心や知恵を教えていただいた。

「その心や知恵を受継いでいくための地域づくりを
考えていかなければならない」と締めくくられた先
生の思いが一冊の本となった。



[[学び後半は 「苅田町の修験(地域資源)と地域づくり」をテーマに
苅田町立文化会館館長小野剛史さんに水と峰と港の物語を語っていただいた。


[[また、めぐりでは、地域づくり活動歴20年の「等覚寺応援団』にご協力いただき、とても充実した時間を持つことができた。



天気に恵まれ、森の古道歩きは「ほどよい」汗と
疲労感で、山伏の行には及ばないが、落ち葉のつ
もる柔らかな土や、幾重にかさなる棚田の風景は
先人の知恵と心に触れるのに充分だった。




みなさんご参加ご協力ありがとうございました

最終回は12月9日 行橋 姥が懐
山と海がつながり、めぐる。

修験めぐり塾第2回蔵持山

9/30 みやこ町いこいの里を会場に修験めぐり塾を開催。
2回目となる今回はみやこ町犀川上高屋神山(じんせん)117番地
付近にある蔵持山(くらもちさん)をめぐる予定だったが、天候不良の
ため急遽コースを変更。英彦山とつながりの深い犀川伊良原地区にある
高木神社を訪れ、何年後かにはダムの湖底となる風景を確かめた。
「巡・学・身・感」を合言葉に身近な修験の山で育まれたエコロジー
神を学び直し、これからの地域の未来とくらし方を考える場となる
フィールドワークである。
[


午前中の学びは、恒遠俊輔先生のお話「修験道阿弥陀信仰」について。
もはや哲学の領域?!で、持続可能な社会づくりへの示唆に富んだ大変深いお話。
死生観と阿弥陀信仰、祈りの文化に支えられた地域アイデンティティーを今一度
みつめ直したい。


地元講師は、みやこ町歴史民俗博物館(2万人超の小さなまちに博物館がある!)の学芸員木村達美さん。たいへんわかりやすい山伏講話ではじめて参加の方もぐっと身近に山伏の姿がみえてきた・・・。山伏16道具の説明(着替えながら)を聞き、宗教的な意味と機能性からなる山伏道具に「モノ」のあり方を考えさせられる。

]昼食は、創作山伏弁当。地域の旬の食材をふんだんに使った滋味はもちろん地域を愛する心あふれるお弁当をいただく。上伊良原女性グループ「うずめの会」のみなさんがつくってくださった大変ありがたいお弁当。てづくりのこんにゃく、酢漬けみょうが、さつまいものてんぷら・・・器と箸は竹で手づくり。地元の大豆でつくった「ごじる」八十八夜のお茶。いうまでもなくどれも美味。


次回は 上毛町松尾山(まつのおさん)をめぐる。
「巡・学・身・感」の学び合いは続く。
ご参加、ご協力ありがとうございました。
by 海山さち

修験めぐり塾 開講!参加者募集!

福岡県と京築地域の自治体7市町(行橋市豊前市苅田町、みやこ、上毛、吉富、築上)からなる京築連帯アメニティ都市圏推進会議は、京築地域の広域連携による地域活性化を目的とし、いくつかの事業を展開している。当会が運営に関わる京築応援団(京築地域のファンクラブ的なもの)もそのひとつで、今回、応援団魅力探訪プログラム(交流イベント)として 『豊前の國 修験めぐり塾』を開催することになった。
日本三大修験のひとつ霊峰英彦山を中心に点在する修験の山々。松会やお田植え祭など、まさにエコロジーの祭りが続けられる旧豊前之国の根底に流れる修験道の精神は、私たちの先祖が育んできた持続可能な地域づくりの精神。
当会ではこれまで 修験の聖地姥が懐の景観保全運動とその後の各修験の山々で地元の人、よそ者が一緒に歩いてつくり、のべ450人が参加した【グリーンマップワークショップ】などを開催してきた。今回は、さらに深い学びを加えたいと思う。

塾長は、求菩提資料館の館長を今年退官された恒遠俊輔先生。本物のエコロジー精神に貫かれた生き方が魅力的。また、各地域での修験を活かした地域づくりの実践について現場で活躍の方のお話も頂く。

「修験の山で現代人の忘れものを拾う」
 全5回とも 9時30分〜15時30分 
 午前座学 午後散策 
 受講料は山伏弁当付きで各回1200円(保険、資料代も含む) 



申込受付は 来週8月30日 9:00〜 メールかFAXで
メール info@umiyamasachi.net
FAX 093-475-6254

メールで申込の方は、受講希望日をお忘れなく。 全部の方は 全部と明記のこと
定員(30名)になり次第〆切。受付完了の方には、事務局より受付完了と詳細をお知らせする。
内容的に子どもには不向き。学生〜おとな向け。

キャンドルナイト いろいろ変更

雨が降り続いています。今晩のキャンドルナイトは場所を変更します。
どしゃぶり中止でしたが、雨がよけられる場所をお借りできたので
たくさんのトマトとコーンを味わって
ほっこりと小さなスロー時間を過ごしたいと思います。

会場は 光センター (行橋市沓尾)
時間は 午後5時過ぎから ぼちぼちと始めます
よろしかったら ご参加ください。


ブログの写真が 消えてしまって・・・る。

生きもの探検隊 干潟マップ

行橋市みやこ町苅田町の各教育委員会へ干潟マップを贈呈。
[






写真右は行橋市の山田教育長と当会代表。
さて、川で子どもを遊ばせることのできる親が
どれほどいるのか。自身も含めて、
身についていない=伝えきれなかった
くらしの技や知恵のうちのひとつです。
子どもに伝えることができないと思っている間に
廃れていく。
少しだけ気にかけていれば・・・と
後悔の念あります。


あらためてながめると京築いや豊の国は
希少な多様な生きものがいる本当に豊かなところです。
語り伝えていかないとあっというまに消えてしまう風景。
知らないと愛着もわかない風景。そこがどんなところなのか。
そこになにがあるのか。
東工大の桑子先生が教えてくださったふるさと見分けのその真意を
分かち合うためにフィールドを重ねていきたいと思います。
子どもたちがここを好きになれば 愛を持てば 大切にしたくなる。
大切にするために何をすればいいのかきっと考える。その一歩を進めます。

生きもの探検隊 

昨日は 福岡県がすすめる京築地域の地域振興事業、京築連帯アメニティ都市圏構想の地域ブランド戦略推進委員会に 事務局長とともに参加。
今年は、会として、京築応援団(京築地域のファン)の運営に携わる。
地域のひとが主体的に関わるまでに、
どんなことをどんなふうにやってゆけばよいのか。
応援団の会報づくりを重ねながら、関わるみなさんとの
コミュニケーションのなかで、
積重ねてきたものをつなげながら
あらたな地域の力が生まれる・・・・・・ことを考える。


今年も行います。生きもの探検隊!
川が育む多様ないのち、川の不思議に迫ってみよう。
詳しくはこちらを
http://savejapan-pj.net/


先週の土曜日26日 豊前神楽まつりにでかける。
午後7時頃から、始まった湯立神楽。2時間30分のフルコース
火渡りまで見納め。アクロバティックな舞に餅撒き
同行していた息子の手に 紅白の餅。有り難し。

苅田の等覚寺の松会との縁が学術的にはどうなのか
よく知らないが、素人的には関係ありの方が
ぐっとストーリー性が高くなる。  ほうが、おもしろい。

会館の隣が商業施設。この設えは・・・・気になった・・・