修験めぐり塾第2回蔵持山

9/30 みやこ町いこいの里を会場に修験めぐり塾を開催。
2回目となる今回はみやこ町犀川上高屋神山(じんせん)117番地
付近にある蔵持山(くらもちさん)をめぐる予定だったが、天候不良の
ため急遽コースを変更。英彦山とつながりの深い犀川伊良原地区にある
高木神社を訪れ、何年後かにはダムの湖底となる風景を確かめた。
「巡・学・身・感」を合言葉に身近な修験の山で育まれたエコロジー
神を学び直し、これからの地域の未来とくらし方を考える場となる
フィールドワークである。
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午前中の学びは、恒遠俊輔先生のお話「修験道阿弥陀信仰」について。
もはや哲学の領域?!で、持続可能な社会づくりへの示唆に富んだ大変深いお話。
死生観と阿弥陀信仰、祈りの文化に支えられた地域アイデンティティーを今一度
みつめ直したい。


地元講師は、みやこ町歴史民俗博物館(2万人超の小さなまちに博物館がある!)の学芸員木村達美さん。たいへんわかりやすい山伏講話ではじめて参加の方もぐっと身近に山伏の姿がみえてきた・・・。山伏16道具の説明(着替えながら)を聞き、宗教的な意味と機能性からなる山伏道具に「モノ」のあり方を考えさせられる。

]昼食は、創作山伏弁当。地域の旬の食材をふんだんに使った滋味はもちろん地域を愛する心あふれるお弁当をいただく。上伊良原女性グループ「うずめの会」のみなさんがつくってくださった大変ありがたいお弁当。てづくりのこんにゃく、酢漬けみょうが、さつまいものてんぷら・・・器と箸は竹で手づくり。地元の大豆でつくった「ごじる」八十八夜のお茶。いうまでもなくどれも美味。


次回は 上毛町松尾山(まつのおさん)をめぐる。
「巡・学・身・感」の学び合いは続く。
ご参加、ご協力ありがとうございました。
by 海山さち